世田谷区議会 2002-09-04
平成14年 9月 都市整備常任委員会-09月04日-01号
本計画につきましては、駅の北側の方にバスの乗降場、それから高架下の部分につきまして、これは
身障者優先と考えていますが、一般車の乗降場、それからタクシーの乗車場、降車場、それからタクシーのプール、そういったもので構成されております。
まず、バスの方でございますけれども、バスの方は北側にございます。詳細は手元の図面でごらんください。現在、バスの梅ケ丘から千歳船橋行きにかけまして約七キロの間に、
希望ケ丘団地を経由していくというルートが経堂駅周辺を通っております。そのルートは、梅丘方面から見ますと、この一二八号線を通りまして、ここの
西福寺通り、ここで右折しまして北側の方の赤堤通りに出ていくということになっております。したがいまして、
バス停留所につきましては現在ここら辺にございまして、駅改札口から今二百メートル程度離れているという状況でございまして、非常に不便だということでございます。
今回、バスの乗車場と降車場をつくるに当たりまして、今の梅ケ丘から千歳船橋行きのバスについては経堂駅を発着とすることも考えまして、そこで分けるということも考えて、今後のバスの定時性の確保等の乗降者の利便性を図っていくということと、それから、二百メートル歩かなければいけない
バス停留所があるわけですけれども、駅の直近に持ってまいりまして、バスの利便性を図ってまいるものでございます。
駅側につきましては、現在の北側のところがございますが、ここの境界線は現在の
道路境界線ということでございまして、そこから今現在二メートル程度の歩道のところを三メートルに広げる等、現状の歩行者、それから今後出てくるであろう
自転車駐輪場等の
歩行者動線、そういったものを十分確保しながら、こういった計画を進めていったものでございます。
それから、高架下の部分でございますが、ここにタクシーの乗降場と
一般車乗降場をつくりますが、ここにつきましては、現在、経堂駅周辺にはタクシーの乗降場が全くございません。六万人を超える乗降客があると言われておりますが、その中でタクシーの乗降場がないということで、非常に不便な思いということがあります。今後の高齢社会を迎えまして、タクシーの乗降場を駅の直近に持ってまいりまして、
身障者優先型の自動車、自家用車の乗降場を駅の直近に持ってまいります。そういった計画でございます。計画の面積につきましては、記載のとおり、約五千六百六十平米というところでございます。
それから、
接続街路につきましては、資料1とこの張り図がございます。これに基づいて説明しますが、
都市計画の
駅前広場につきましては、どこの
都市計画の
駅前広場もそうですが、
都市計画道路に接続していなければいけません。この経堂駅周辺についての
都市計画道路の現況等を見ますと、補助五二号線が南側にございますが、ここは淡島通りでございまして、環七のところから約二キロ離れていて、まだちょっと完成の見通しが立たないという状況です。
もう一方で、東側に補助一二八号線がございます。ここにつきましては、ユリの木通りの北側の部分については、両側に歩道がついているバス通りとして立派に機能しているということがございますので、そこに接続するという形で世区街八号を計画しております。ここの部分につきましては、このあたりでは、現状の民地との境界線から南側に十七メートルの幅員構成で、幅員構成としましては、歩道四メートル掛ける二、両側につきます。それから車道としましては九メートルということで構成しております。そういった計画でございます。それとここの
駅前広場を接続するという形でございます。
今後の予定につきましては、九月二十七日、二十八日、金曜日と土曜日になりますが、そこに、
都市計画変更案について、これは
東京都市計画の変更となりますので、
都市計画変更案となりますが、この変更案についての
住民説明会を開催させていただきます。
その後、十一月八日から二十二日に
都市計画案の公告・縦覧、これは
都市計画法十七条に基づきます。それから十二月に
都市計画審議会へ諮問させていただいて、その後、決定告示をさせていただき、十五年、来年に入りましたら、
都市計画事業に向けて測量等の
住民説明会を開催させていただき、十六年度の早い時期に事業認可をいただき、
都市計画事業として着手し、この
連続立体交差、
複々線事業にあわせて整備を進めてまいりたい、このように考えております。
○
石塚一信 委員長 ただいまの理事者の説明に対しまして、ご質疑ございましたら、どうぞ。
◆木下泰之 委員
オダキューOXのあたりとか、
すずらん通りへの入り口のあたりとか、あるいは
セントラル経堂のあたり、その辺についてどんな計画があるのか。
つまり、
まちづくり計画のもとにこれを出してきた以上は、当然、前からいろんな計画案が示されていたわけだから、一定の方向性が出てこないと、ここにこういう形で広場をつくるということにはならぬと思うんですね。ですから、その辺がどうなっているのかというのが一点。
それから、ユリの木広場はどうなるのかというのが二点目。
◎工藤
世田谷総合支所街づくり課長 ユリの木広場、立派な道路がございます。ここの区間からこの東部分ですけれども、ここについては現状のままと考えております。現状のままの中で十七メートルのエリアが入るということです。
それから、OXの建てかえ等のご質問だと思いますけれども、これについては、私どもの方も気になるところなので、再三
小田急電鉄等に問い合わせしておりますけれども、建てかえは当分ないと理解しております。
それから、
すずらん通りの関係のご質問でございましたけれども、ここについては、以前、周辺の整備に合わせて共同化等の勉強会をしてきたところでございますけれども、当面、ここのところは
すずらん通りの現況の境界線から南側という計画ということでございまして、将来、地元の皆様方の総意で建てかえ等のご相談がある場合には積極的に支援して、また、公共の側にも何らかの貢献をしていただくというようなことで今後進めてまいりたいと思います。
◆木下泰之 委員 今抜けていたんですけれども、
セントラル経堂のところ。
もう一点、駅舎についての計画というのはいまだに示されていないんですか。
◎工藤
世田谷総合支所街づくり課長 セントラル経堂につきましては南側にございますが、この線も南側の線も
セントラル経堂の敷地境界といいますか、道路境界の線で出ております。
セントラル経堂の建てかえという話も今全然聞いておりません。
それから、駅舎については、以前からここが改札口で、ここのあたりにトイレとか、エレベーターとか、駅務室とか、会議室とか、そういったような駅に関する施設が当然出てくると考えております。
◆木下泰之 委員 もう二カ所聞きますけれども、環状の区道を前に考えていましたよね。五二号線から
世田谷街路八号線までつなぐやつね。
それから、車庫跡地のあたりについての計画。
◎工藤
世田谷総合支所街づくり課長 西福寺通りの延長と五二号線を結ぶ計画ということだと考えておりますが、そこについては、先ほど申しました補助五二号線が、環七から経堂まで約二キロ程度離れているところにありまして、今、見通しが立たない中でこれを計画決定しても、交通としてはここで行きどまりの道を計画することになりますので、今回の
都市計画の案には入れていません。
駅車庫跡地についても私どもは当然気になるところでございますけれども、今後、小田急側からいろいろな計画案とか、そういうのが相談があるだろうと考えています。
◆木下泰之 委員 この広場ができて、用途地域の変更とか、いろんな条件の改変とかがありますよね。そういうものについてはどういうふうに考えていますか。
◎工藤
世田谷総合支所街づくり課長 今回お出ししたような町の骨格となる道路、広場、こうしたものについて、
連続立体交差事業にあわせて
都市計画決定していくということでございまして、今後、地元の皆様方とのお話し合いの中で、建物について、広場について、あるいは防災について、そういったような話し合いはこれからも継続して
地区まちづくり計画等の方に行きたいと考えています。そういった面も今後フォローしていきたいと考えています。
◆木下泰之 委員 下北沢ではもう計画段階から
駅前広場の計画とかいろいろ出てきて、具体的な策定に入っているわけですよね。経堂はとにかくここまで工事を進めながら、いまだに骨格となる計画について一切明らかにしてこないということは非常に変な話なんですよね。
その辺については、前、
あれだけ金をかけて、
すずらん通りのところにかなりの超高層を建てるというような計画が持ち上がって、いろんな議論もあったと思うんだけれども、その方向性すら全然示していないんですか。
◎工藤
世田谷総合支所街づくり課長 将来の可能性としてはそういったことが当然あるかと思いますが、現在の町の熟度といいますか、そういったものについてはまだそこには至っていないんだろうなというのが今の認識でございます。
◆岸武志 委員 示された図面で見ますと、
バス乗り場のところですけれども、現在は
立体駐車場になっているかと思います。小田急さんでやられていると思うんですが、例えばその駐車場はこれだと広場になるわけですけれども、この後、どういうふうに整備をするとか、そういう話はされていないんですか。
◎工藤
世田谷総合支所街づくり課長 現在、
オダキューOXの
立体駐車場になっているエリアに今回
都市計画の広場をかけさせていただくということでございます。このOXの駐車場につきましては、これから小田急と協議して移転していただきたいということをお願いしてまいりたいと思っております。
◆岸武志 委員 移転をお願いするということですね。
一二八号からの
接続街路ですけれども、幅は十七メートル幅になるかと思います。今のユリの木通りを拡幅しないとつくれないと思うんですけれども、主に南側の拡幅というお話でしたが、南側の土地はどなたがお持ちになっているんでしょうか。
◎工藤
世田谷総合支所街づくり課長 ユリの木通りはここからこちらの方に延長しているわけでございますが、ユリの木通りはここの交差点までは現在の十七メートルの計画の中におさまっているということでございますので、ユリの木通りをさらに拡幅するということはございません。
それから、南側のエリアについては、ここから南側は操作場ということで、小田急が大きな地権者ということになると思います。それから一部、こちらに民地の方がございます。
◆岸武志 委員 一番の
土地所有者は小田急さんということだと思うんですが、では、その具体的な用地を買収しなければならないですね。そういう交渉はされているんですか。
◎工藤
世田谷総合支所街づくり課長 こうした
都市計画の事業につきましては、まず
都市計画決定をして、そこで法的な担保等も必要です。それから用地交渉となって具体の話を詰めていくというのが通常の手順でございますので、現在、用地の取得について具体の話はしてございません。
◆岸武志 委員 用地交渉の具体の話はされていないということですね。ということは、例えば幾らぐらいのお金がかかるかという具体の話にはまだなっていないと。
それから、先ほどの駐車場ですけれども、例えばそういう駐車場をなくす場合に、こういった駅前の整備ですと、例えば広場の下につくるようなお話になったりとかいうこともあるわけです。これは具体的にどういう形になるかはまだ決まっていないところはあると思うんですけれども、結局、どのぐらいの費用がかかるのかわからないで進めるというのは、若干問題があるんじゃないかと思います。
それから、地権者の合意状況なんですが、民地もあるということですが、民地も含めた地権者の皆さんの同意はもう既にとられているということでしょうか。
◎工藤
世田谷総合支所街づくり課長 お金の話は、当然そういったことも疑問に思われるということで、現在、この
都市計画事業についてのお金の積み上げというのは作業中で、まだこういった席でお話しできる状況に至っていません。済みません。それはいずれ報告させていただくことになると思っております。
それから、高架下の駐車場等のお話でございますけれども、今回の広場につきましては最小限におさめておりまして、ここで
地下駐車場等の計画はこのエリアを拡大しない限り、技術的には難しいなと理解しております。
権利者の動向につきましては、私どもは前もって言っているとか言っていないとか、そういったことを含めて、ここにずっと住み続けられる皆様方ですから、そういったことを知られたくないということもあるんじゃないかと思っていますので、やはりその動向といいますか、その辺については少し慎重に考えてまいりたいと思っています。
◆岸武志 委員 地権者の方のいろんな動向についてははっきりしたお答えではなかったと思うんですけれども、いずれにしても、かなり大きなものですので、一回だけの報告にしないで、その都度ちょっと報告していただきたいということを要望します。
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○
石塚一信 委員長 次に、(3)駅周辺(東北沢駅・下北沢駅・
世田谷代田駅)
街づくりの
整備計画の原案について、理事者の説明を求めます。
◎安水
北沢総合支所街づくり部参事 駅周辺(東北沢駅・下北沢駅・
世田谷代田駅)
街づくりの
整備計画の原案につきましてご報告申し上げます。
趣旨でございますけれども、小田急線の
連続立体交差事業を契機といたしまして、駅周辺の
まちづくりを進めておるところでございます。本年度は基本計画の実現に向けまして、具体的な整備のプログラムとなります
駅周辺まちづくりの
整備計画を作成する予定でございまして、その骨子を原案として今回まとめましたので、ご報告するものでございます。
原案の内容等でございますけれども、既に十四年四月に策定いたしました
基本計画並びに
下北沢駅前広場、これは
世田谷区画街路一〇号線でございますが、この計画案等を踏まえまして
整備計画の原案を作成しております。その中身につきましては、街の将来像、
街づくりの課題と対応方策、
街づくりの推進方策というところで構成されております。
原案を見ていただきたいと思うんですが、検討中ということでございまして、ちょっと中身を見ていただきます。街の将来像、二、三ページでございます。四、五ページ、特に五ページを見ていただきたいと思うんですが、三駅の中で
下北沢駅周辺地区についてご説明申し上げたいと思います。
街づくりの課題と対応方策ということでございまして、まず五ページの左のところでございますが、
下北沢駅周辺地区、これは基本計画の中で七つの基本方針を定めまして整備の方向を出しました。今後は
整備計画の中でこの七つの基本方針を具体的に対応するために二十の方策を今回考えたところでございます。十番目までがハード面でございまして、区が今後整備等を含めて考えているところです。
それから、十一番目以降は、町の方々のルール化といいましょうか、区と住民の方々とルール化をしていこうかというところで考えております。
今後、こういうものを検討いたしまして、それぞれの課題について具体的な整備方策をこの後ろにつけていきたい、そういうふうに考えております。
それでは、七ページ以降、下北沢であれば、どういう形で二十の方策に取り組んでいくかということで、地元住民参加の促進とか、鉄道事業者の協力とか、関係機関との協議、それから
街づくり整備手法の検討、こういう形で進めてまいります。
一〇ページを見ていただきますと、それを図式化いたしまして、二十の方策を三つの、三者といいましょうか、区を挟んで地元、そして鉄道事業者、そこら辺のご協力を得ながら今後
整備計画を作成してまいりたいと考えております。
続きまして、一二ページは参考までに、下北沢にどういう事業手法が当てはまるか、これからいろいろコンサルを含めて拾い出しまして、この中でどの事業手法で下北沢をやっていくかということで今後検討、スタディーも含めて進めていきたいと考えています。
一三ページが、
街づくりのスケジュールについて、短期、中期、長期のように考えております。スケジュール目標についてはまだ検討中でございまして、二十の項目を具体化する中で、
整備計画策定の段階ではもっと小まめにしていきたい。
この中に、区が整備するのは五四号線、世区街一〇号でございますが、補助五四号線については、連立事業は約十年と言っておりますが、十年の中ではなかなか難しかろうということを考えておりますので、ご不自由になっておりますが、世区街一〇号は連立完成時に間に合わせたい。東北沢、
世田谷代田等についても連立に間に合わせたいと考えております。
それから、基本計画図はまだ
整備計画図ということではありませんで、現段階の基本計画図を参考に掲載してございます。
それでは、前に戻っていただきまして、3のこれまでの経緯のところでございます。こちらをちょっとつまんでお話しいたしますと、十三年四月に区画街路一〇号線について素案の説明会を行っております。十四年二月に
都市計画案の公告・縦覧、そして説明会を行ってきております。
四番目でございますが、今後の進め方でございます。今回、
整備計画原案を当委員会にご報告申し上げましたが、今後、地元の下北沢
街づくり懇談会を初めとして、地元区民及び鉄道事業者との意見交換、これは地元区民は町会、それから商店会等ございますが、意見交換を図って
整備計画の検討を進めてまいります。十四年度末に具体的な方策、スケジュール、こういうものを整理して
整備計画を作成する予定でございます。
なお、
世田谷区画街路一〇号線でございますが、
都市計画案につきましては、十月末の世田谷区
都市計画審議会に諮問予定でございます。その後、年度内に
都市計画決定を予定しております。
○
石塚一信 委員長 ただいまの説明に対しまして、ご質疑ございましたら、どうぞ。
◆木下泰之 委員 まず、この原案が示されているわけですけれども、これについての地元へのきちっとした説明会みたいなものについては行うんですか、行わないんですか。
◎安水
北沢総合支所街づくり部参事 こちらについて、今回、原案作成いたしましたが、これは従来と同じ形をとっていきたいと考えております。一つは地元の懇談会、これは組織としては四町会、四商店街となりますが、新しい構成ということに今回なるのでございますが、そういうところと意見交換してまいります。
それから、町会の会議等に出させていただく。そしてなおかつ、各団体より要請がございますれば説明に参ります。そういうことで意見交換してまいります。
それから、これを見ていただきますと、支所の
街づくり課がいつでも応じてまいりますので、窓口に来ていただければ、この辺の意見、要望を踏まえて今後
整備計画としていきたいと考えております。
◆木下泰之 委員 今、お話の中で「新しい構成」という言葉がありましたけれども、どういう構成になったんですか。
◎安水
北沢総合支所街づくり部参事 前に五商店街、二町会ということがございましたが、今後
まちづくりを進める中で、鎌倉通りというのがございます。鎌倉通り沿いの、例えば井の頭線との踏切のところとか、鎌倉通り沿線についてもやはり関心が高うございまして、参加したいということがございますので、これは懇談会としてそこの町会を入れていこうといいましょうか、そういう要望をあったことを受け、今後そういうところで進んでいるところでございます。
◆木下泰之 委員 先ほどの経堂の関係と下北沢を対比しますと、経堂の方では
街づくり協議会というような形でやってきているわけですね。あれもいろいろ問題があるけれども、少なくとも公募をするようなこともしたり、それから一応原案なんかをまとめていくときには全員参加を求めたり、ポスターだけで、周知徹底していない問題もありますけれども、少なくとも
街づくり協議会という形でやる限りはオープンな形で議論することになっているわけですよ。
ところが、前から下北沢について私はもう何回か指摘しているんですけれども、懇談会というような形にして、いわば閉じた形でやられていて、今度もまた鎌倉通りのところをくっつけてやるということなんだろうけれども、しかし、本来だったら、これは町の皆さんに広くこういう原案を考えていますよというのを区が示して、それについて町の人たちがきちっと参加して議論できるような場所をつくる必要があるんじゃないですか。その辺についてはいかがお考えですか。
◎安水
北沢総合支所街づくり部参事 確かに北沢支所管内でも先駆的に密集事業等に取り組んでいるところでは協議会組織がございますが、下北沢駅周辺につきましては、既に五九年から地元の商店街、町会の中で懇談会組織ができておりまして、その中での
まちづくりの蓄積がございます。
なおかつ、懇談会でいくか、協議会でいくか、
まちづくりについては地元の方々が判断することだと考えます。これは当然、地元の方々も協議会の運営ということを勉強されていますが、懇談会で地元の単会ごとに
まちづくりに関心がある方をやはり代表を出して、その中でやっていこうということでそういう方針化をしておるわけですから、区としてどうこうということは言えないんじゃないか。それをカバーするために、区としては町会なり何なり、どういう団体さんがおいでになっても意見交換は応じていく、そういう姿勢で臨んでいますし、今後そうしていきたいと考えております。
◆木下泰之 委員 とにかく高架、地下について、ずっとその原案が出るまで伏せてきた懇談会ですよね。懇談会というか、知らされもしなかった。そういった中で、伝統があると言うけれども、極めて問題のある懇談会だと思いますよ。一たん計画が地下に決まって、それをオープンにした段階で解散して、新しい革袋をつくるべきだったと思いますよ。今からでもそうすべきだと思いますよ。それを町会、商店街の一部とずっと旧来から続いた形でやっていくということは、今後のいろんな町の要望に対応できないような形になると思いますので、その辺は改めるよう申し入れておきます。
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○
石塚一信 委員長 次に、(4)梅ケ丘駅
周辺整備計画(案)について、理事者の説明を求めます。
◎安水
北沢総合支所街づくり部参事 梅ケ丘駅周辺の
整備計画についてご説明申し上げます。
小田急線の
世田谷代田駅~喜多見駅間、これは
北沢総合支所管内ですので二駅、梅ケ丘駅と豪徳寺駅周辺、この整備について担当しておりますが、この二駅について計画案ができましたので、ご報告するものでございます。
梅ケ丘駅周辺の
整備計画(案)でございます。
趣旨につきましては、梅ケ丘駅周辺の
街づくり懇談会でございますけれども、既に委員の皆さんもご承知のとおり、駅周辺地区の道路の骨格が既に整っております。そういうことで、南北にも広場的なものもございますから、小田急線の工事に合わせまして、大きな開発とか整備、そういうものはないという認識の中で協議を重ねてきたところでございます。
懇談会としては、平成十二年度までに高架下利用の議論を進めてきまして、その後、十三年度、高架下には公共施設の整備等が決まって、その後、関連側道の整備、こういうものについて意見交換してきました。そういう意見交換を踏まえて、区としては駅
周辺整備計画(案)として今回まとめましたので、ご報告申し上げます。
整備計画の内容でございます。
整備計画図と比較しながら見ていただければと思います。右端に方位があるんですが、ちょっと見にくうございますが、上が北でございます。
駅周辺の整備については、
駅前広場の整備というのが一つございまして、北口広場は現在ロータリーがございますが、既存ロータリーの改修ということを考えております。段差を解消しながら、改札口の段差がないような形で整備するとか。南口については、現在、小田急用地でございますけれども、今後とも、ここを改修するような形で、タクシーの車寄せとか、こういう場としての機能を持たせた中で進めたいと区は考えておりまして、これは小田急側に要望しております。今後とも要望していきます。
道路の整備につきましては、一つは東側の主要生活道路、こちらを現実需要に合わせて十六年度までに整備してまいりたいというのが一点です。それから附属街路です。関連側道について、これも、都からの受託でございますが、整備していきたい。基本的には一方通行ということで考えております。
(2)の歩行者空間の創出につきましては、新しく整備する道路については歩道の整備を考えております。
三番目の丸のところでございますけれども、渋谷からの路線について、南側の約六メートル強の道路でしょうか、商店街の中にバスが入っておりますけれども、これを北口に移動しようということで、そういう地元の動きもございますので、北口に移動したいということで考えております。
次のページを見ていただきますと、地区内周辺の緑化についてでございますが、北口広場にケヤキがたしか六本ございますけれども、これについては区としては保存した形で改修したいと考えております。
(4)の公共施設の整備、これについては既に高架下利用については決定しておりますが、区としては駅舎内に自由通路を整備していくということです。
福祉施設については、一五四号線の西側、一五四号線沿いにありますけれども、福祉施設に今トイレの要望が強うございますので、公衆トイレ機能を整備していきたいと考えています。
駐輪場等については小田急電鉄が整備することになっております。
それから、梅ケ丘周辺は駐車場が不足しているということで、これは地元商店街さんから区に対しやはり要望が強うございまして、これについては小田急側に要望してまいりたいと考えております。
これまでの経緯については見ていただきたいと思います。
今後のスケジュールでございますが、区といたしましては、今まで区が整備するものについては十六年度末までに駅周辺の整備を目指したいと考えています。特に自由通路とか関連側道等については十五年度設計、十六年度整備を考えております。
それから、主要生活道路について、ちょっと記載がございませんけれども、十五年度までに用地取得を終了し、十五年度に実施設計、十六年度に整備、こういうところで考えています。
それから、地元の
まちづくり懇談会、あるいは町会さんについても、同じくこの案をもって意見交換した上で、今年度中にこれは
整備計画としていきたいと考えています。
○
石塚一信 委員長 ただいまの説明に対しまして、ご質疑ありましたら、どうぞ。
◆木下泰之 委員 主要生活道路等にかかるお宅についての交渉はどういうふうにやっているんですか。
◎安水
北沢総合支所街づくり部参事 主要生活道路でございますが、あと三軒の方と交渉中でございますが、一軒について今年度予定、来年度、二軒について交渉し、ぜひ来年度までにこの三軒は用地買収をやっていきたいと考えているところです。
◆木下泰之 委員 主要生活道路と東鉄九付一〇号線、両方にかかるお宅なんかもあるわけですけれども、これの買収とか、そういうのについては区がやっているんですか、それとも東京都がやっているんですか、小田急がやっているんですか、その辺はどうなっていますか。
◎安水
北沢総合支所街づくり部参事 主要生活道路については区の事業でございますが、東鉄九付一〇号線については東京都の事業です。ただ、用地買収については小田急電鉄が受託し、用地交渉等はしております。
なお、整備については区で受託し、整備というところでございます。
◆木下泰之 委員 整備は世田谷でやるけれども、買収等については東京都が小田急に代行させてやっている、そういうことでいいんですか。なぜそういうふうにするんですか。
◎安水
北沢総合支所街づくり部参事 これは都との役割の中でそういうふうに決まっていると認識しております。
◆木下泰之 委員 そうしますと、東鉄九付一〇号線につきましては裁判等にもいろいろかかっているわけですよね。それで、この梅ケ丘の周辺は非常に問題のある地域であることも確かなんですよ。
そういうこともあって、裁判の進行等もいろいろあるわけですけれども、区は国への認可取り消し訴訟についてどういう認識を持っていらっしゃるんでしょうか。控訴審でも国は結構追い詰められている形になっているみたいですけれども、その辺、どういう認識をお持ちですか。
◎竹川
北沢総合支所街づくり部長 国、東京都は今控訴をしているところでございますが、やはり今回の一審の判決等を受けましても、この工事については中止ということになっていないところは淡々と進めていくという判断を示しておりますので、私どももそれに合わせて、私どもの役割であります関連側道の整備については淡々と進めていくものと判断しているところでございます。
◆木下泰之 委員 中止とは言っていないといって、それで勝手に進めていくと言っているけれども、違法と出た以上は、それはきちっと考慮しなければいけないことはあるわけで、それ自体もいろいろ争いにはなっているわけですよ。
そういった中で、区がこのまま、特に附属街路の一〇号線と主要生活道路の絡みで一緒に動いていくようなことをやると、これは非常に問題があると思いますよ。その辺、どういうふうに交通整理しているんですか。全然問題ないと思っているんですか。
◎竹川
北沢総合支所街づくり部長 ただいまのお話の一〇号線との交差部については関連ということでございますが、主要生活道路につきましては、私どもの主要生活道路
整備計画に基づいて、赤堤通りの渋滞の解消を梅ケ丘通りとつなげるということで、従来から計画しているものでございますので、主要生活道路は主要生活道路としてやはりやっていくものだろうと思っております。
先ほどちょっと参事の方の報告が漏れているんですが、両方にまたがる家がこの角に一軒ございまして、年次は昨年度か一昨年度でしたが、小田急電鉄が側道分として買収するときに、区側の分として合わせて区の方で主要生活道路分だけの部分について買収させていただいているところでございます。
◆岸武志 委員 今の議論で非常に気になったところがありますので。主要生活道路の整備は要するに区がやっていくということですね。用地交渉や用地の買収のいろんな折衝は小田急さんがやっていく、こういうことでいいんですか。
◎安水
北沢総合支所街づくり部参事 主要生活道路は区道として認定し、整備ですから、当然用地交渉は世田谷区がやっております。小田急ではございません。
◆木下泰之 委員 今のところに関連して、区が全部やるということになっているけれども、要するに、合わさっている部分については、東鉄九付一〇号線の買収をした暁には区がそれを東京都から買収することになっているんですか、そういうことなんですか。
◎竹川
北沢総合支所街づくり部長 主要生活道路につきましては区の方で買収をやっておりますけれども、東鉄九付一〇号と交差するところの角地につきましては、両方にまたがるものですから、小田急が東鉄九付一〇号線の用地として買収するときに、世田谷区も一緒に話をさせていただきまして、世田谷区分は世田谷区が負担をして、既に買収済みでございます。
◆木下泰之 委員 買収済みなの……。
◎竹川
北沢総合支所街づくり部長 この角地の部分でございます。角地で、主要生活道路の両方にまたがるお宅については買収済みでございます。
◆木下泰之 委員 東京都が世田谷区に、つまり、世田谷区が東鉄九付一〇号線については請け負う形になっているわけでしょう。それを何で小田急が買収に入る余地があるの。どうしてですか。
◎堀川
交通企画課長 側道の整備につきましては東京都の事業でございます。そして、その用地買収につきましては東京都から小田急電鉄の方に委託しております。それから側道の設計及び築造については世田谷区に委託しております。
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石塚一信 委員長 次に、(5)豪徳寺駅前整備基本計画(案)について、理事者の説明を求めます。
◎安水
北沢総合支所街づくり部参事 豪徳寺駅前整備基本計画(案)についてご説明申し上げます。
まず、1の趣旨でございますけれども、豪徳寺駅周辺地区につきましては、平成八年四月に地元住民による懇談会が立ち上がりまして、その後、九月に協議会が発足しております。協議会におきましては、安全で住みよい活気ある町を目指しまして、幹線道路、あるいは地区内道路の整備とか、公園・広場の整備、町並みの形成、また駅前の整備というのがありますが、こういうものを含めて
まちづくり構想案を作成すべく、現在でも協議会は活動中でございます。
ただ、駅前におきましては、豪徳寺駅周辺でございますけれども、
連続立体交差事業と関連いたしまして、側道の整備とか、改札口の都道側への変更とありますが、これは八月時点だったものですから、九月一日付で、既に皆様ご承知のとおり、仮駅舎ではございますけれども、都道側に変更になっております。それから高架下への駐輪場の整備、こういうのは既に決定しておりまして、そういう方向で進んでおります。
こういう中で、区といたしましては、
連続立体交差事業の完成に合わせまして駅前の整備を進めるために、協議会からも要望等をいただいておりますが、その辺を反映した中で、駅周辺の
まちづくりの核となる駅前整備の基本計画(案)を今回策定しましたので、当委員会に報告するものでございます。
内容につきましては、中身をちょっと見ていただけばよろしいかと思いますので、基本計画(案)を見ていただきたいと思います。
最初に図面が来ておりますが、中身の方では、まず駅前整備の現状について、交通の状況、ふれあい、防災、土地利用の状況ということで現況を書いてございます。
整備の基本方針につきましては、駅前については六つの方針を掲げまして、駅前の整備、防災性の向上、快適な歩行者空間の創出、地区緑化の推進、土地利用の誘導・支援、高架下空間に公共施設の整備を図る、こういうことで六つの方針を立てまして、次のページの3、整備の進め方、具体的整備の進め方として考えております。
整備の進め方は、基本計画図を見ながらお聞きいただきたいと思うんですが、駅前の整備につきましては道路の整備がございます。これは関連側道ですので、豪徳寺の北口の方でございますが、東西方向への骨格道路と位置づけたい。関連側道については片側一車線の相互交通としたいと考えております。
それから、駅前小広場の設置でございますが、これは具体的にどこという形ではございませんけれども、ゾーンで南北に小広場を具体化といいましょうか、検討していきたいと思います。その中には、ここに書いているようなバリアフリーとかタクシーベイとか、そういうものを整備していきたいと考えています。
防災性の向上につきましては、関連側道、これは駅前への緊急自動車のアクセスとか、小広場について防火水槽の設置とか、それからポケットパークの整備ということで、西側に現在取得いたしまして、仮の駐輪場になっているところがございますが、こちらは後背地といいましょうか、南側の宮坂の方でございますけれども、木造住宅が密集しておりますので、やはり防災広場的な機能を持たせたい。そういうことで防火水槽を設置するとか、そういうことを考えております。
それにあわせて小田急の用地に新設道路を整備したい。これは南北の連絡路、あるいはポケットパークへの連絡路としたいと考えているところです。
あと、三番目の歩行者空間の創出につきましては、関連側道は両側に歩道を設置したいということが一点ございます。
それから、高架下に小田急側で駐輪場を設置しますけれども、改札口への安全な通行帯の設置、これは鉄道事業者に要望してまいりたいと思います。
あと、地区緑化の推進につきましては、関連側道への街路樹とか、小広場、ポケットパーク、これは緑化を図りたい。
土地利用の誘導・支援でございますが、北口のところで共同化の動きがございます。こちらについて、区としてもそういう木造の店舗関係について、やはり不燃化等も含めた共同化の支援をしていきたいと考えております。
公共施設の整備については、既にこれは高架下利用の中で決定しているところでございますが、梅丘寄りに、二百平米のところでございますが、防災施設の整備を考えています。
駐輪場については小田急側、鉄道事業者側で八百台規模を整備、運営するということで決まっております。
なお、交番について、地元の町会、商店街さんから要望がございますけれども、区としては、今後とも関係機関に働きかけ、誘致に努めてまいりたいと考えております。
前のページに戻っていただきまして、経緯についてはその記載のとおりでございますが、今後の進め方といたしましては、今回、当委員会に報告いたしました駅前整備基本計画(案)をもとに、地元の
まちづくり協議会、町会、商店街、こちらとの意見交換を図って検討を進めていきまして、十四年度末までに整備基本計画としていきたいと考えております。
○
石塚一信 委員長 ただいまの説明に対しまして、ご質疑ございましたら、どうぞ。
◆木下泰之 委員 この基本計画図を見ると、まだ具体的にどこをどうするかというのは一切出ていないんですね。周辺の人たちも、一体どうなっているのということをおっしゃっているんですよ。これはプランとしてはとにかく、まずは駅前のこういう茶色く塗ったようなところについて整備した後、まとまったらやる、そういうおつもりなんですか。それとも具体的なプランは、何らかのプランはきちっと区は持っているんですか、いかがですか。
◎安水
北沢総合支所街づくり部参事 まず、基本計画図といたしましたのは、高架下については既に決まっておりますが、あと、関連側道について、どういう道路にするか、これは区として方向を持たないといけません。これは一方通行なのか、相互交通なのか、あるいは歩道をつけるのか、そういうところで、これは地元の皆様方にお示ししまして、協議会の要望もございますが、町会、商店街さんにもお示ししまして、区として方向を出した上で設計にかかるものと認識しております。
それから、ポケットパークについても、今回、地元の皆様方はいろいろ意見、要望がございますが、区としてこうしたいというのをまだ周知しておりませんので、これをもって方向を決めた後、実施設計は来年度以降になろうかと考えております。
◆木下泰之 委員 先ほど裁判の話もしましたけれども、裁判の判決が出て、控訴審になって、結論は覆っていないにもかかわらずどんどん工事が進んでいるわけですね。とりわけ最近、夜間工事がすさまじいんですよね。この周辺からも大分私のところに問い合わせが来たりしているんですけれども、もう朝の四時半ぐらいまで平気でやっているわけですよ。まさに深夜二時とか三時ぐらいにもかなりの音をさせてこの辺は工事をやっているんですけれども、これについては何か聞いていますか。そういった実施方法、あるいは地元に迷惑がかかるからどうのこうのというようなことについてはいかがですか。
◎安水
北沢総合支所街づくり部参事 直接住民の方から当
街づくり課に対してそういう陳情、要望というのは私はちょっと聞いてはおりません。
◆木下泰之 委員 周辺の人たちは小田急に直接言っているわけですよ。アセスのときの説明会でもそうですけれども、少なくとも夜間はやりませんというのがもともとの小田急の約束だったんじゃないんですか。そういうふうに理解していますけれども、いかがですか。
◎堀川
交通企画課長 先ほど
北沢総合支所街づくり部参事から、当該地域については区民からの苦情等は区に寄せられていないという答弁をさせていただきましたが、別の地区となりますと、例えば経堂地区の場合には私のところに夜間工事がひどいということでご連絡をいただいたケースもございます。それにつきましては、すぐに小田急電鉄の方に私どもの方から善処を申し入れたところでございます。
そういう状況は区の方といたしましても認識しておりますが、鉄道工事、複々線化、
連続立体交差化の事業の中では、やはり電車のとまっている間にやらなくてはならない工事というものもどうしても残るわけでございます。
ですので、先日の下北沢の区間の環境影響評価書案についての見解書の説明会でも夜間工事はやめてほしいという地元の皆さんの声も当然ございまして、それについてはできるだけそういう努力はするけれども、やはり夜間工事そのものをゼロにすることはできないということを、小田急電鉄、あるいは東京都の方からご答弁いただいていたかと私は記憶しておりますので、できるだけ周辺住民の方への影響を少なくするように東京都、小田急の方には申し入れてまいりたいと考えてございます。
◆木下泰之 委員 下北沢での説明会での話に会場の方々から非常に反発がありましたけれども、前の経堂地区の今の工事区間の説明会のときにはもっと厳しく言っていたんですよ。つまり極力夜間はやりませんと。そのことでやるときにはそれなりにという話になったんだけれども、今、豪徳寺の周辺でやっているやつなんかについては、最近はチラシも全然配られずに、夜間工事はもう恒常的にやっているということを聞いているんですけれども、その辺も調べていないですか。
◎堀川
交通企画課長 申しわけございません。豪徳寺の区間については私も情報を把握しておりませんので、今後、
小田急電鉄等にこちらでの状況について伺いまして情報把握に努めたいと存じます。また、善処の方を申し入れていきたいと思います。
◆木下泰之 委員 今、いわゆる突貫工事状態になっているんだよね。前はチラシが入ってきたにもかかわらず、最近は入らずにどんどん夜間でも平然としてやっている、そういうような状況になっているみたいですので、その辺をきちっと世田谷区としても調べていただきたいと思います。
もう一つ、成城学園前駅が六月十五日に開通したんですけれども、あそこが使えるようになったんですけれども、やっぱり突貫工事で前日に労働者が死んでいるんですよね。そういうことについても全然情報は入っていないんですか。深夜事故。
◎堀川
交通企画課長 そちらの工事中にお亡くなりになったということにつきましては、新聞報道であったかと思います。あるいはまた、先日の説明会でもお話の中で出てきたこともございまして、聞いたところでございます。
◆木下泰之 委員 裁判等があって、とにかく既成事実をつくっちゃおうという意図はわからないでもないんです。気持ちとしてわからないではないんですね。やっている方はそうでしょうけれども。
ただ、度が過ぎていますよ。深夜、とにかくのべつ幕なしにやっているし、そういった労働者が死ぬような状況までできちゃっているわけですよ。それについてはやっぱり世田谷区としてもきちっと状況把握されて、きちっと注意された方がいいと思いますよ。
◆小畑敏雄 委員 豪徳寺と梅ケ丘の件なんですが、駐輪場の方は随分と整備を考えておられるようですけれども、駐車場について触れられていないんですけれども、どのようにお考えですか。
◎安水
北沢総合支所街づくり部参事 梅ケ丘駅周辺につきましては、高架下利用の中で区長あてに要望が出ております。そういうことを受けまして、駐輪場について、区としても、小田急電鉄側には口頭でも文書でも、要望書の写しをお渡ししていますし、要望しております。
高架下については、梅ケ丘についても、私が聞いたところでは駐車場は整備していきたい。ただ、どこにというところまではまだいっておりませんが、そういう方向で考えているということは聞いております。
◆小畑敏雄 委員 伺うところによると、梅ケ丘の豪徳寺寄りの高架下に放置自転車の集積場をつくるような計画があるように聞いております。また、一方では、あの地域、豪徳寺も含めて、なかなか駐車場という問題が論議されてこないということで町の方々が随分心配をしております。やはり駐車場をある程度きちっと整備していただかないと、路上にそういうものがあふれてくるのではないだろうか。
ですから、放置自転車の集積場所が当然必要なんですよ。必要なんだけれども、その場所に必要なのは駐車場とどっちが大事ですかということを考えれば、集積場はほかでもいいのではないだろうか。やはり駅に買い物に来たような方々が路上にとめて交通渋滞を起こすようなことのないような工夫をしていただきたいと要望しておきます。
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○
石塚一信 委員長 次に、
東京都市計画沿道地区計画の決定(環状八号線上北沢五丁目
地区沿道地区計画外九地区)及び
用途地域等の変更について、理事者の説明を求めます。
◎中杉
玉川総合支所街づくり課長 それでは、
東京都市計画沿道地区計画の決定等につきまして、資料に基づきましてご説明させていただきます。
まず、趣旨でございますが、これは環状八号線が、平成十三年三月十五日に都知事によりまして、幹線道路の沿道の整備に関する法律、略称沿道法に基づく沿道整備道路に指定された幹線道路だということでございます。これを受けまして、環状八号線の道路交通騒音により生ずる障害の防止と沿道の適正かつ合理的な土地利用の促進を図るために沿道地区計画を決定するものでございます。
また、沿道地区計画の決定に合わせまして、
用途地域等を変更するとともに、沿道地区計画の予定区域と重複する西部地域の地区計画の区域の一部につきまして、西部地域地区計画から除外するために、西部地域の地区計画を変更するものでございます。
二番目に、沿道地区計画の概要でございますが、これは区内環状八号線全線は約十二キロございますが、それを十地区に区分いたしまして沿道地区計画を決定するものでございます。
十二ページの位置図に十地区の名称等がございますので、ごらんいただければと思います。
また、沿道地区計画の区域につきましては、国道の二四六号線、玉川通りから北側につきましては、環八の道路境界から両側におおむね三十メートルの範囲でございまして、玉川通り、二四六から南方向につきましては、沿道、両側二十メートルを範囲としております。また、一部の地域につきましては街区で沿道地区計画を定めているところもございます。
また、十地区の名称、位置、面積につきましては、次に記載しているとおりでございまして、この具体的な内容につきましては、四ページ以降に沿道地区計画等の概要ということでお示ししております。
この環状八号線沿道地区計画の決定につきましては、先ほども申し上げましたけれども、環状八号線の道路交通騒音から生じる障害の防止と沿道の適正かつ合理的な土地利用の促進を図るために、環状八号線沿道地区計画を決定するものでございます。
沿道地区
整備計画の概要につきましては、沿道地区施設の配置及び規模ということで、これは千歳台・船橋地区におきまして、地区施設といたしまして環境緑地を定めております。
また、建築物等に関する事項ということで、①から⑧まで、間口率の最低限度を十分の七とするということと高さの最低限度を五メートルとする。あるいは遮音の構造の制限ということで、空隙のない壁で設けられたものにするなどの遮音上有効な構造としてくださいというようなことで、この①、②、③については環八に面する部分についての事項でございます。
④につきましては、防音の構造の制限、これにつきましては、窓、出入り口、屋根、壁等、防音上有害な空隙のないものとするとともに、防音上支障がない構造であることということでございます。
⑤といたしましては、建築物の用途の制限、⑥といたしましては、壁面の位置の制限ということで、これにつきましては、特殊建築物、または事務所で間口が二十メートル以上の場合についてはセットバック一メートルをお願いしますということでございます。
また、⑦で形態・意匠の制限、また、⑧で垣・柵の構造の制限を記載のとおり定めたいと思っております。
また、土地の利用に関する事項ということで、地区内では積極的に緑化を推進し、建築物等の壁面緑化、屋上緑化にも努めるということと、地区内では、世田谷区自然的環境保護及び回復に関する条例に基づく基準によりまして、環八に接する敷地につきましては、環八に接する部分の長さの十分の三以上の緑化に努めてくださいというような内容でございます。
六ページ以降は
用途地域等の変更を、二十二のパターンがございますので、それにあわせて記載させていただいております。
また、十ページ、用途地域の変更のまとめ、高度地区の変更のまとめ、十一ページが防火地域・準防火地域の変更の面等のまとめ。
また、西部地域の沿道地区計画と重複する区域につきまして変更しまして、区域から除外するということのまとめもございます。
また、十二ページ以降に位置図等がございます。
また、十六ページ以降には、それぞれ十地区の計画位置図をつけさせていただいております。
三ページに戻りまして、これまでの経緯でございますが、平成十三年一月に沿道整備道路指定のための説明会を東京都が主催してございまして、その三月に沿道整備道路の指定を受けております。こうしたことを受けまして、十一月に沿道地区計画導入に関する説明会を開きまして、ことしの一月から三月につきましては、沿道地区計画たたき台に関する説明会を十地区で行っております。また、この六月、七月には沿道地区計画素案に関する説明会を開催させていただいております。
また、四つ目として今後のスケジュールでございますが、本日四日から十九日にかけまして、沿道地区計画原案に関する説明会を開催する予定でございます。
また、今月二十四日から十月八日にまたがりまして、十六条の公告・縦覧、あるいは十一月には十七条の公告・縦覧、そうした手続を経まして、最終的に十五年、来年の一月下旬に
都市計画決定の告示をする予定でございます。
○
石塚一信 委員長 ただいまの説明に対しまして、ご質疑ございましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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石塚一信 委員長 次に、(7)事故発生について、理事者の説明を求めます。
◎磯山
玉川総合支所土木課長 まず、桜の枝の落下による車両の損傷事故につきましてご報告いたします。
発生日時が八月二十日の午後三時ごろ、場所が深沢八丁目一番先の呑川緑道の横の区道です。
事故の状況といたしまして、呑川緑道を車で走行中、区道に植樹されている桜の枝、直径が約十センチなんですけれども、これが突然車の直前に落下しまして、その落下した枝が車両の前部に接触し、車両の下に入り込みまして、ボンネット及びバンパーの一部を損傷いたしました。
事故現場は呑川親水公園沿いの桜並木でして、事故の当日は、台風十三号の余波もあって、大体区内に風速十五メートル以上の強風が時折吹いていたような状況です。事故現場の桜は全体的に古い木が多くて、この強風によりまして枝が折れ、落下したものと思われます。
事故の処理といたしましては、事故発生の翌二十一日に運転者から事故の連絡を受けまして、現地の調査及び枝の処理作業を行いました。損傷の程度を区と当事者とで確認いたしまして、現在、示談に向け折衝中です。
今後の対応といたしまして、定期的なパトロールは事務所の方でやっておりますけれども、いつどの枝が折れるかといったような状況は目視だけではすぐにはわからないような状況にあります。
今後、こういったような事故がないよう、またパトロールを強化して、全体として随分寿命がたっておりますので、植えかえる必要なんかについてもこれから検討していきたいと考えております。
○
石塚一信 委員長 ただいまの説明に対しまして、ご質疑ございましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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石塚一信 委員長 次に、(8)事故発生について、理事者の説明を求めます。
◎磯山
玉川総合支所土木課長 これは玉川野毛町公園のプールの溺水事故です。
事故の概要といたしまして、九月一日(日)の零時四十五分ぐらいに、玉川野毛町公園のプールにおきまして、母親が小学生の二人の子どもと、おぼれた三歳の子どもを連れて入場いたしまして、入っていたところ、四十五分ぐらいに母親が、その子どもがプールに仰向けに浮いているのを発見いたしまして、すぐ引き揚げました。その後、母親が胸をたたいたりしていろいろ処置していたんですけれども、そこで救助員がすぐに応援に駆けつけまして、救助員の手で水を吐かせまして、そのときにちょうど泣いて、呼吸や脈があることが確認されました。その後、毛布で寝かせていて、救急車が来るまで待ちまして、救急車に乗せて病院の方に搬送いたしました。
病院の方では国立成育医療センターに入院いたしまして、九月三日、翌日の十時には無事に退院しまして、元気な状況なので、現在、通院して様子を見ることになっております。
○
石塚一信 委員長 ただいまの説明に対しまして、ご質疑ございましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○
石塚一信 委員長 次に、(9)成城学園前
駅周辺地区地区計画等の
都市計画原案について、理事者の説明を求めます。
◎窪松
砧総合支所街づくり課長 それでは、成城学園前
駅周辺地区地区計画等の
都市計画原案について説明させていただきます。
本件は六月十七日の当委員会で報告させていただきました。今回は、その後の経過、また、一部原案に修正がありましたので修正箇所、今後のスケジュールを報告させていただきます。
六月二十七日、二十八日、二十九日、住民の説明会を行いました。九月二日に
都市計画審議会に報告させていただきました。
住民説明会のほかに、商店街、交通事業者らも含めて約十日間ほどの説明を行い、延べで約二百人ほどの出席がございました。
説明会では、地区計画の内容について、用途地域の変更、容積率の変更についての意見、要望、また、交通広場等についての質問がございました。特に交通広場につきましては、説明会、また、九月二日の
都市計画審議会においても、駅から直接交通広場へアクセスできるような西口に改札が設けられるのかというような質問が出されました。
交通広場を設けるに当たり、これまで
まちづくり協議会、バス、タクシー、事業者からも改札口の設置の要望が出されております。区としては、これらの意見、要望等を検討し、鉄道事業者と協議していきたいと考えております。
次に、
都市計画原案等の一部修正の部分について説明させていただきます。原案の修正部分につきましては、
東京都市計画用途地域等の変更でございます。
張り図で説明させていただきます。
今回修正があった部分だけについて説明させていただきますが、右側のここの部分でございます。ここが近隣商業の容積率が二〇〇%から三〇〇%になります。そして今度、24と25でございますが、ここを近隣商業から一種住居、また、こちらも近隣商業から一種住居に変更いたしました。そして、ここの南側の地区について、一部区域を狭めて近隣商業の部分で容積率を三〇〇%から四〇〇%に変更するということでございます。
次に、今後のスケジュールについて説明させていただきます。
九月二十三日から二十五日の間に
都市計画原案の
住民説明会、十月一日から十五日まで十六条による地区計画原案の公告・縦覧、十月一日から二十二日の間に意見書の提出期間を設けており、十月の下旬に
都市計画審議会に報告いたします。十一月中旬に十七条による
都市計画の公告・縦覧、これらの手続を踏まえまして、十二月の上旬に
都市計画審議会に諮問していく。そして、十五年一月末に
都市計画の決定告示を予定しているところでございます。
○
石塚一信 委員長 ただいまの説明に対しまして、ご質疑がありましたら、どうぞ。
◆木下泰之 委員 原案から変えたところについて、もう少しお尋ねしたいんですけれども、結局、北側の方にかなり緩和されたところがあるわけでしょう。
◎窪松
砧総合支所街づくり課長 ここの地域に関して、容積率二〇〇%から三〇〇%に変更いたしました。
◆木下泰之 委員 素案というか、原案の説明会のときでも、その辺の容積率緩和についての危惧の声も大分出ていたと思うんですけれども、それをあえてそういうふうにしたのは、どこからの声でそういふうになったんですか。
◎窪松
砧総合支所街づくり課長 今回は地区計画等も、成城学園前駅前周辺につきまして、にぎわいのある活性化した商店街を形成していくというようなことでございまして、現在、ここの部分につきましては、既に近隣商業で二〇〇%でございますが、商店街の方からさらに容積率を上げていただきたいというようなこともございまして、また、都市整備の方針に基づきまして、そのような町の考え方、商店街のにぎわいと活性化というようなことを考えまして、今回、ここの部分について容積率を上げさせていただきました。
◆木下泰之 委員 だって、成城の砧の総合支所の上でやった説明会の際にはむしろ逆の要望が出ていたわけで、後で商店街の人たちといろいろどういう懇談をしたのか知らないけれども、それでそういうふうに緩和しちゃっていいんですか。
◎窪松
砧総合支所街づくり課長 ここの部分につきましては、以前から商店街の形成ということで近隣商業になっておりまして、容積率を上げる事柄については私どもは合意の形成がとれるものと考えております。
◆木下泰之 委員 では、逆に商店ではなくて、住宅も接しているわけですよね。そこの方々にもそういう説明をしたんですか。
◎窪松
砧総合支所街づくり課長 先ほどもちょっと説明させていただきましたけれども、この原案の説明につきましては、今後のスケジュールの中で九月二十三日から二十五日に説明させていただくということになります。
◆木下泰之 委員 行政がこういうふうにやりましょうという説明をして、その直後に、むしろ緩和について心配がある声があったにもかかわらず、商店街の方々からの声でそういうふうに変えてしまうと、また説明会をやるからいいんだというような話だけれども、そう軽々にやっていいものですかね。
この前の説明会の仕方に非常に問題があると思いますよ。そこでそういう声が出て、じゃ、変えますという話が出ていたんだったら別だけれども、あのときはそういう話は出ていなかったよ。
◎窪松
砧総合支所街づくり課長 先日の説明会には、そこの地権者の方も、三日間やった説明会の中、二日間いらして、ぜひ容積率を上げていただきたいというようなお話がありました。
◆木下泰之 委員 地権者の方がお一人そういうことをおっしゃるというのはあるかもしれないけれども、周りからの危惧はいろんな声があったわけで、一人がそういうことをおっしゃったからといって、簡単にそういうふうに変えていいんですか。
◎窪松
砧総合支所街づくり課長 これらの変更については、私たちはまた地元の方ともいろいろお話をしながらやっていきたいと考えております。
◆岸武志 委員 上の住宅・商業地区でも緩和する部分が出てきますね。それは最初なかったということで、説明会でもここも一緒に入れてほしいという具体の意見は出たんですか。
◎窪松
砧総合支所街づくり課長 これは今回の原案の修正箇所ではございませんが、当初から第一種中高層に変更するというようなことで説明はさせていただいております。
◆岸武志 委員 説明会でも意見が出たということですかと聞いているんです。
◎窪松
砧総合支所街づくり課長 ここのところについては用途の変更に対するご意見はございました。
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石塚一信 委員長 次に、(10)世田谷区立身近な
広場条例施行規則の一部を改正する規則について、理事者の説明を求めます。
◎小野田
砧総合支所土木課長 それでは、世田谷区立身近な
広場条例施行規則の一部を改正する規則について説明させていただきます。
これは、世田谷区立身近な広場の廃止、別表第一の一部を改正したものでございます。
場所は、世田谷区喜多見九丁目二十七番十五号のところにございます区立喜多見九の二十七の遊び場でございます。面積が約千二百四十四平米ございます。開園そのものは昭和六十年八月、子どもの遊び場として開園いたしました。今回、平成十四年八月三十一日をもって閉鎖したものでございます。
廃止の理由でございますが、遊び場の土地の所有者の方から使用貸借契約の解除の申し出がございましたので、これに基づきまして行うものでございます。
○
石塚一信 委員長 ただいまの説明に対しまして、ご質疑ございましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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石塚一信 委員長 次に、(11)事故発生について、理事者の説明を求めます。
◎小野田
砧総合支所土木課長 事故発生についてご報告いたします。
事故の概要でございますが、平成十四年八月二十三日金曜日午前九時ごろの発生でございます。
発生場所でございますが、裏面案内図をごらんいただきたいと思いますが、成城学園の北側の道路のところで、稲荷山橋に向かう坂道のところでございます。
相手方でございますが、女性の方で六十一歳の方でございます。
事故内容でございますが、当事者が降り始めた雨の中を自転車で勤務先に向かうところ、先ほどの場所の坂道、稲荷山橋の方に向かってブレーキをかけながら坂道を下っていったところ、滑りどめ舗装の手前のところに路面上に付着しましたコールタール状のものに気づかずに通過いたしまして、自転車のハンドルをとられ、転倒いたしました。転倒した際に顔面、後頭部、肩、背中等を強打しまして、意識不明の状態で倒れているところを通行人が発見しまして、救急車にて至誠会第二病院へ搬送されました。
事故後の対応でございますが、発生当日、当事者のご主人から通報を受けまして、今回の事故現場のところに参りまして、コールタール状のものについて、土木管理事務所の方の直営班が除去いたしましたが、ちょうど雨でしたので完全に除去できませんで、二十六日(月)、再度除去をいたしまして、このようなことがないような形で対策を立てました。
なお、事故直後に砧管内の坂道を基本に同様のものがあるか、パトロールしたところ、ここ以外にはないということが確認されました。
賠償等につきましては、今、総務部、財務部とか保険会社等と連絡調整中でございます。
当事者の見舞いでございますが、事故の経緯、けがの状況等の確認について、二十九日午後に病院の方に訪問してお見舞いいたしました。
現在の状況でございますけれども、まだ少し出血があるということで入院中でございます。場合によっては四週間ぐらいかかる可能性もあるということを聞いております。
○
石塚一信 委員長 ただいまの説明に対しまして、ご質疑ございましたら、どうぞ。
◆大場康宣 委員 そのコールタール状のものがどういうわけであったのかというところをちょっと聞きたいんですけれども。
◎小野田
砧総合支所土木課長 多分工事車両か何かがピッチを落としていったような状況で、点々とほかのところにも落ちておりましたので、そういう形で多分工事車両から落ちたものと考えられます。
◆大場康宣 委員 その工事車両というのは区の仕事をしていた工事車両なんでしょうか。
◎小野田
砧総合支所土木課長 これは今の段階で区の工事なのか、その辺は一切わかりません。基本的に道路の整備が終わった後にそういうものが落下したという状況で付着したものでございます。
◆木下泰之 委員 「コールタール状の物」と書いてあるけれども、これは具体的には何なんですか。括弧して「コールタール状の物」と書くのはわかるけれども、「コールタール状の物」というのでは何が何だかわからないから、何が落ちたんですか。
◎小野田
砧総合支所土木課長 形状から見ますとタールのもの、要するに粘っとしたタール状のものが――コールタールだと思いますけれども――付着していたという状況です。
◆木下泰之 委員 そうすると、原因がまだ特定されていないんですか。つまり、どの車両が通過して、どこからどういうものが落ちてどうなったのかというのは特定されていないんですか。
◎小野田
砧総合支所土木課長 かなり経過したような形ですので、どの車とか、一切原因車は特定できる状況ではございません。
◆大場康宣 委員 そういう特定されていない場合、今回の事故についての損害賠償をする場合は区の管理が悪いというような形になるんですか。
◎小野田
砧総合支所土木課長 これに関しましてはまだ非常に難しい状況でございまして、先ほど言ったように、総務とか財務、あと保険会社等と今調整中でございます。
◆大場康宣 委員 今までそういう事例というのはなかったんでしょうか。
◎小野田
砧総合支所土木課長 私の知っている限りではこういう事故はなかったと思います。
◆大場康宣 委員 委員長、ちょっと勉強のために聞きたいんですけれども、仮にあるトラックから大きな荷物が落ちたと、それで、たまたま自転車云々でそこを通ってけがをしちゃったという場合の責任の所在というのは、その落とした業者がはっきりわからない場合はやはり区の方で責任を持つような形になるんですか。
◎小野田
砧総合支所土木課長 落ちた状況にもよるらしいのですが、通報があって、それを残置したままの場合にはその瑕疵責任を問われるけれども、落ちてすぐの段階での事故である場合には、道路管理者としてそこまでの管理ができないということで、それは免れるというような判例はあるそうです。
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石塚一信 委員長 次に、(12)世田谷区実施計画・
行財政改善推進計画(アクション・プラン等)推進状況について、理事者の説明を求めます。
◎春日
都市環境課長 それでは、世田谷区実施計画・
行財政改善推進計画の推進状況につきましてご報告申し上げます。
平成十二年度を初年度といたします実施計画及び
行財政改善推進計画につきましては、この間、着実な推進に努めてまいったところでございます。このたび、その実施計画及び
行財政改善推進計画の推進状況を取りまとめましたので、ご報告申し上げます。
計画事業の推進状況でございますけれども、実施計画が百二十一事業、地域の計画が百五十三事業で構成されてございまして、おおむね計画どおり進行しているところでございます。
行財政改善推進計画につきましては、行財政改善年次計画八十四項目、そして、各部で取り組む項目五十四項目、十四年度に追加されたものを含めまして、合わせまして合計百三十八項目になってございます。
お手元の冊子がございまして、この冊子の一ページから一四四ページまでが実施計画になってございます。そして、そのうちの六五ページ分が地域の計画になってございます。
行財政改善推進計画につきましては一四五ページからになってございます。
ちなみに、都市整備関連のところでございますけれども、まず実施計画につきましては、三七ページの「環境・共生」のところの「八〇万緑化計画の推進」というところから、六〇ページの「都市づくり」の項目の「被災後の都市復興のしくみづくり」、ここまでが都市整備領域の内容が含まれてございます。
そういう構成になってございまして、その行財政改善年次計画につきましては一四五ページ以降にございまして、主な財政効果につきましてはそれぞれのページの下のところに記載しておりまして、この行財政改善年次計画によります財政効果につきましては、平成十二年度で合わせまして二十八億四千三百三十六万九千円でございます。十三年度につきましては、二十七億八千九百二十八万九千円というような削減効果になっているところでございます。
レジュメに戻りまして、情報の提供でございますけれども、この冊子につきましては、区政情報センター、区政情報コーナー等に備えつけまして、区民の皆さんの閲覧に供してまいりたいと考えております。
それから、この報告につきましては、政策経営部、生活文化部、保健福祉部、
都市整備部、教育委員会事務局とのあわせ報告でございます。
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石塚一信 委員長 ただいまの説明に対しまして、ご質疑ございましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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石塚一信 委員長 次に、(13)「平成十四年度政策評価の取り組み」について、理事者の説明を求めます。
◎春日
都市環境課長 それでは、平成十四年度の政策評価の取り組みにつきましてご報告申し上げます。
十四年度につきましても、平成十三年度に引き続きまして政策評価の取り組みを進めてきたところでございます。これにつきましては、平成十三年度に実施しました事務事業を分析評価したものをまとめたところでございます。この冊子がその政策評価の内容になってございます。
評価の対象でございますけれども、ここに記載のとおり、二百四十一施策でございます。そして、その施策を構成します個別事務事業が二千六百九十九事業でございます。
平成十三年度、昨年度の部分につきましては、二千六百八十五事業ということで、今年度につきましては評価対象が十四事業ふえてございます。これにつきましては、出張所の業務等を評価対象に入れたということと、そのほか、事業の改廃をまとめまして、トータルとして十四事業ふえたということでございます。
取り組みの結果の概要でございますけれども、裏面を見ていただきたいと思います。
一番の施策の評価でございますけれども、この施策の成果目標の達成に当たりまして必要とされる個別事業の改善・見直しの方向につきまして評価を行ったところでございます。
一番の基本的に現行の事務事業により目標達成を目指す施策が百十九施策、割合が四九・四%でございます。二番としまして、事務事業の改善・見直しを進める、百十三施策、四六・九%、そして事務事業の抜本的見直しを進める、これは七施策、二・九%、その他は記載なしということで二事業でございます。
続きまして、施策単位での個別事務事業の評価でございます。
まず、Aでございます。施策を構成する重点的事務事業で、今後充実を図っていく中で必要に応じて改善を図るものが千八十事業、四〇・〇%。Bでございます。施策を構成する重点的事務事業で、継続実施し、必要に応じて改善を図るものが千二十六事業、三八・〇%。C、施策を構成する事務事業で、当面継続して実施するが、必要に応じて改善を図るもの、これが四百三十四事業、一六・一%。D、評価、施策を構成する事務事業であるが、継続して実施するか否かを含めて改善、検討を要するもの、三十六事業、一・三%。廃止・休止(既に、その扱いとされているものを含む)に該当するものが百二十三事業、四・六%でございます。
そして、新しい公共による評価でございます。新しい公共による評価につきましては、昨年度に引き続き行ったところでございますけれども、今年度につきましては、昨年度の評価を参考にいたしまして、施策評価における新しい公共の評価につきまして、一定の考え方をまとめたところでございます。それに基づきまして、おおむね十年を展望いたしまして評価したところでございます。この新しい公共の評価の考え方につきましては、政策評価の冊子の八ページに記載しているところでございます。
新しい公共の評価でございますけれども、一番が、行政が引き続き責任主体として役割を担う範疇にあると考えられるものが千七百五十六事業、割合が六五・一%、行政と区民や市民活動団体、民間事業者等とが協働・連帯して役割を担う範疇になっていくと考えられるものが八百十一事業、三〇・〇%、行政から、将来的には区民や市民活動団体、民間事業者等が役割を担う範疇へ移行していくと考えられる事業が百三十二事業、四・九%でございます。
もとに戻っていただきまして、情報の提供でございますけれども、この冊子による情報提供及びインターネットによる情報提供につきまして、九月十四日から閲覧の開始及びインターネットのホームページに掲載する予定でございます。
先ほどと同じように、本件につきましても五常任であわせ報告となってございます。
○
石塚一信 委員長 ただいまの説明に対しまして、ご質疑ございましたら、どうぞ。
◆岸武志 委員 基本的なことですが、A、B、C、D、Eというふうにそれぞれの事業ごとの評価がありますけれども、これは当然区が決めて、要するに内部評価だということですか。
◎春日
都市環境課長 この政策評価につきましては、各所管部の評価した結果をまとめたということです。複数の所管部がまたがっている場合につきましては、政策評価につきましては調整担当部というものを定めまして、そこで調整を行って評価を行ったものでございます。
◆岸武志 委員 本当に評価をするというときに、庁内だけの評価で本当にいいのかというのは当然いろんな議論があるわけですね。一つ一つよく見ていくといろいろ出てくると思うんですが、内部評価だけで十分かと言われると、そうでない点が当然あるかと思いますので、当然検討はされていると思うんですが、外部評価も一定必要だと思います。これはちょっと私個人の意見として申し上げておきます。
◆木下泰之 委員 これはインターネット上に公開するということなんですけれども、例えばA、B、CとかDとか、Eとか出ていますが、こういうソート機能なんかはついているんですか、ついていないんですか。
◎春日
都市環境課長 昨年度と同様に今年度もそういうユーザーの方で操作できるものじゃなくて、PDFということで、そういう形での提供ということですので、画面が出て閲覧できるという形で、そのデータを取り込んで操作するという形になってございません。
◆木下泰之 委員 そうすると、PDF、ある意味で画像みたいな形ですね。それで提供されているみたいなんですけれども、例えば区民が申し出れば、こういったものを生のをソートしたり、いろいろ検索したり、フロッピーとか、そういうのはもらえるんですか、もらえないんですか。
◎春日
都市環境課長 インターネットの情報提供ということで、冊子を踏まえて、もう一歩進んだ状態で昨年度から情報公開しておりますけれども、そういった問題につきましては、直接の担当の政策経営部等が中心となって今後検討していくことになろうかなと思いますけれども、今のところ、まずは情報を提供していく形で多様な手法を活用していくということで進めさせていただいております。
◆木下泰之 委員 これは議員としての要望なんですけれども、せっかくこういうものをつくっていらっしゃるわけだから、活用したいんですよね。活用するためには、単なる閲覧とか、そういうのではなくて、ソートができるような、もともとの生のそういうものを提供していただければ、こちらとしてもすごくいろいろ作業がやりやすいんですけれども、そういうことはしていただけないのかどうか。
◎春日
都市環境課長 今お話があった内容につきましては所管の方に伝えていきたいと考えています。
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石塚一信 委員長 次に、(14)世田谷区実施計画(平成十五~十六年度)の策定について、理事者の説明を求めます。
◎春日
都市環境課長 それでは、続きまして、世田谷区実施計画(平成十五~十六年度)の策定につきましてご報告申し上げます。本件につきましても、五常任委員会でのあわせ報告となってございます。
現行の世田谷区基本計画、平成七年から十六年度の期間でございますけれども、現在、計画期間におきます新たな実施計画、平成十五年度から十六年度の策定に向けまして準備、検討を進めているところでございますので、その検討状況をまとめましたので、ご報告申し上げるものでございます。
実施計画の全体の構成でございますけれども、全体として、ここに記載のとおり、五章から成ってございます。分野別計画でございますけれども、現行の計画と同様に、健康・福祉、文化・生涯学習・子どもの育成、三番目としまして地域の活性化、四番目として環境・共生、五番目として都市づくりの五つの分野から構成させていただいてございます。
第三章の実現の方策でございますけれども、執行体制の整備、情報化の推進というふうな内容で構成されております。第四章として地域の計画でございますけれども、分野別計画のうち、総合支所が中心となって取り組む事業をまとめさせていただいております。五章として財政計画というような構成でございます。
特に分野別の計画の体系でございますけれども、今現在進めてございます政策評価との連携、推進を図るために、現行の実施計画を基本としながら、政策評価の体系との整合を図っているところでございます。
今後の予定でございますけれども、十一月に実施計画の素案、二月に実施計画の案をまとめましてご提示申し上げたいと考えているところでございます。
別添の資料に記載しておりますけれども、これがA3にまとめたものが今検討状況の資料でございます。全体としまして計画数が百五事業ございまして、そのうち、現行の実施計画を継続すると考えられるものが九十六計画事業、それから新たな実施計画と考えられるものが九つでございます。
都市整備領域につきましては、全体として三十二事業で、右の上に各領域の名前が書いてございまして、七ページから都市整備領域の計画事業でございます。八ページ、それから九ページと続いてございます。七ページから九ページが都市整備領域になってございます。
そして、一一ページに新規事業が載ってございまして、この新規事業のうち、二事業、下の方の災害用マンホールトイレの整備と居住継続への支援というのが領域として二事業挙げてございます。
簡単でございますが、以上でございます。
○
石塚一信 委員長 ただいまの説明に対しまして、ご質疑ございましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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石塚一信 委員長 次に、(15)平成十四年度東京都震災復興に関する模擬訓練の実施について、理事者の説明を求めます。
◎板垣
都市計画課長 それでは、平成十四年度東京都震災復興に関する模擬訓練の実施についてご報告申し上げます。
目的でございますが、東京都では都市復興マニュアルを策定しまして、それに基づく模擬訓練を各区市の職員の参加を得て実施しておりまして、このほど、その一環としまして家屋被害状況調査を実施しまして、今回、東京都及び区市町村の震災に対する危機管理意識の啓蒙ですとか、あるいは関係職員の復興手順に関する習熟を図るということを目的にしております。
今回、こちらに書いてありますように、九月五日、明日でございますが、実施会場としまして世田谷区を今回フィールドにしましてこういう模擬訓練を実施するというものでございます。会場としまして文化生活情報センターを借りまして、また、現場としまして世田谷区太子堂二丁目地区、ここで実施訓練をやるということを今計画してございます。
内容ですが、参加職員によりまして三、四人程度で一組になりまして、東京都の都市復興マニュアル、または各区市で既にマニュアルを策定しているところもございますので、それらのマニュアルに従いまして対象区域、太子堂の二丁目地区でございますけれども、そこでの建物を調査する。
調査すると申しましても、見て回るというような形で、結果的に調査の方法ですとか調査票そのものの検証を行うというようなことが、今回、東京都及び各区市の参加を得てやっていこうというような内容でございます。
スケジュールにつきましてはこちらに書いてございますが、世田谷区でこういう訓練をやるということでございますので、せっかくの機会ですので、太子堂二丁目地区につきましても
まちづくり協議会等で防災
まちづくりを進めておりますので、三時から一時間程度、
世田谷総合支所の
街づくり課の担当職員から、世田谷区の今の防災
まちづくりの取り組みについてご紹介しようということになってございます。
参加者は現在十七区、七市の職員で、六十名程度が参加予定ということになってございます。全体の取りまとめは東京都の
都市計画局が担当しているところでございます。
この旨につきましては、既に関連の町会に協力を依頼しておりまして、明日、職員が腕章等をしまして、太子堂二丁目地区につきましてはちょっと町歩きをするというような状況になってございますので、情報提供をしたところでございます。
○
石塚一信 委員長 ただいまのご説明に対しまして、ご質疑ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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石塚一信 委員長 次に、(16)平成十四年八月二日、四日の大雨及び台風十三号に関する報告について、理事者の説明を求めます。
◎伊澤 建設・住宅部参事 八月二日・四日の大雨及び台風十三号に関するご報告をさせていただきます。
八月二日の大雨に関する報告、資料が1、八月四日の大雨に関する報告、資料の2、それから台風十三号、八月十九日でございますけれども、これが資料の3でございます。さらに、浸水被害箇所の図面を資料4として添付をしております。
それでは、資料1をごらんいただきます。
まず、八月二日でございますけれども、区内最大で五十三ミリ、これは経堂の観測点で記録をしております。気象庁予報部の発表による二十三区の警報等でございますけれども、八月二日の十五時四十七分に大雨・洪水警報が発令をされております。同十七時三十二分に警報が注意報に切りかえられておりまして、十八時五十九分にはすべての注意報が解除されております。
区の態勢でございますけれども、十五時四十七分、警報が発令された時点で水防本部及び地域水防本部を設置しております。それから十七時三十二分、警報が注意報に変わった時点で水防本部及び地域水防本部を縮小しております。二十二時三十分に最後まで残っていた世田谷地域水防本部が解散をしております。
当日の水防本部及び地域水防本部の職員の動員状況でございます。
次の裏面をごらんいただきます。区内の降雨状況でございますけれども、経堂が総雨量五十三ミリ、六十分の最大で五十二ミリ、それから世田谷で総雨量五十一ミリ、最大で五十ミリ、こういうような状況になっております。
次の区内の被害状況でございますけれども、床上浸水が合計で四十八カ所、床下浸水が五カ所、道路冠水七カ所、地下車庫の浸水が十四カ所、このような状況になっております。
次に、資料2をごらんいただきます。八月四日の大雨でございますけれども、区内の最大で五十三ミリ、これは上用賀の観測点で記録をしております。気象庁予報部発表の警報・注意報等でございますけれども、八月四日の二十一時二十四分に大雨・洪水警報、雷注意報が発令されておりまして、二十二時二十四分にすべてが解除されております。
区の態勢でございますけれども、二十一時二十四分に水防本部及び地域水防本部を設置いたしまして、翌日五日の午前三時、世田谷地域水防本部を最後にすべての水防本部を解散しております。
水防本部及び地域水防本部の職員の動員状況でございますが、表のとおりでございます。
区内の降雨状況ですが、上用賀が総雨量五十三ミリ、六十分の最大雨量が五十二ミリ、玉川で五十二ミリで、六十分で四十八ミリ、こういったような状況でございます。
裏面をお開きいただきます。区内の被害状況でございますけれども、床上浸水三十六カ所、床下浸水七カ所、道路冠水九カ所、地下車庫の浸水十七カ所、こういうような状況でございます。
さらに、資料3をごらんいただきます。台風十三号でございますけれども、これにつきましては、区内の最大で百五十八ミリ、砧の観測地点で観測をしております。当日の気象庁予報部発表の警報・注意報でございますけれども、八月十九日の二時三十四分、大雨・洪水警報が発令をされております。それから十九日の十七時五十分、大雨・洪水注意報に切り変わっております。二十三時四十分にすべての注意報が解除をされております。
多摩川の水防警報でございますけれども、八月十九日の四時、水防警報、これは待機でございますけれども、発令をされております。それから、一たん七時十分に水位が下がったために水防警報が解除されておりますけれども、再び水位が上がりました九時二十一分に水防警報が、待機でございますけれども、出されております。二十時三十分に水防警報が解除をされております。
区の態勢でございますけれども、十九日の二時三十四分に水防本部及び地域水防本部を連絡態勢ということで設置をしております。二十時四十分に水防本部を解散しまして、すべての水防本部が解散という状況でございまして、動員状況は表のとおりでございます。
裏面をごらんいただきます。区内の降雨状況、最大が砧の百五十八ミリ、上用賀で百五十二ミリ、玉川で百四十一ミリ、こういった状況になっておりまして、区内の被害状況等はこの記載のとおりでございます。
資料4といたしまして、参考にこの二日、四日、それから十九日の浸水状況を各図に記してございます。
○
石塚一信 委員長 ただいまの説明に対しまして、ご質疑ございましたら、どうぞ。
◆大場康宣 委員 きょうの委員会の前に、たしか私どもの自宅の方にファクシミリでこの被害状況云々の情報を提供していただいたと思うんですけれども、そのことについてはいち早い情報提供ということで感謝をいたしておりますが、よく見てなかったんだけれども、その後にもう一部訂正の被害状況のものが送られてきたということは参事はご存じでしたでしょうか。
◎伊澤 建設・住宅部参事 きょうの話でしょうか。
◆大場康宣 委員 いえ、きょうの話ではなくて、八月四日以降ですか、そのときに被害状況がゼロという、世田谷だったかな、床上浸水がゼロというようなものが一番最初に流れてきて、その後、訂正という意味だかわからないけれども、数字が直されたのが自宅に送られてきたと思うんですね。そのあたりについて、参事の方でどういうふうに理解をしていたかということ。
◎伊澤 建設・住宅部参事 こういう場合、そういったケースが非常に多いんですけれども、各総合支所から本所の方に被害状況の報告が上がってくるまでに若干の時間差がございまして、支所によってその時々で違いはありますけれども、情報が遅く入ってくるような場合もございます。そういった意味で、最初の報というのはやはり速報といいますか、必ずしも正しい数値をあらわしていないということがあろうかと思います。
ただ、水防本部を設置して、こういう水防活動をして、わかっている段階でこういう被害があったということをいち早くお知らせしたいということでそういうご連絡をしたと思っております。
◆大場康宣 委員 今説明のように、時間差があってなかなか報告が、数字が上がってこないのはわかるんですけれども、私どもの方とすると、早く情報が欲しいのはもちろんだけれども、やっぱり正確な数字というか、そういうものがまとまってと言った方がいいんですか、その辺の情報の提供のあり方、これがひいては危機管理云々というようなところにつながっていくこともあるので。
提供は非常にありがたいんですよ。ありがたいんですけれども、その後の書類の送り方というか、こういう部分の追加の報告があったとかということがぽっと一つ追加で明記されていれば、ああ、そうなのかというのがわかるんだけれども、いつの分だったか、ちょっと今、その資料を自宅に置いてきたのでわからないんですけれども、私が見たときに、世田谷にあったのにゼロとあったからおかしいなと思ってはいたんです。
そんなことがあって、今後その辺をよく考えていただいてというか、ご苦労はあると思うんですが、ご検討いただきたいと要望しておきます。
◎伊澤 建設・住宅部参事 ただいまの報告の内容が、状況がふくそうして、最初に報告できた段階と後から報告した数値が違うというようなこともありまして、その辺は私どももそういった問題は承知しております。
八月二十一日にことし初めての区の中での水防連絡会というものを開きまして、この中で改めて情報の的確な把握とそれの集計を速くできるように、各総合支所の方の担当者を集めてお願いしたところでございます。ですから、今もお話がありましたけれども、そういうような形でできるだけ早く正確な情報を伝えられるように今後も努力をしてまいります。
◆大場康宣 委員 実は上馬の五丁目あたりにかなりの予想外の雨が降ったために、今までと違うような、幹線がのみきれなくて床下云々というようなところが二回にわたって起きてというお話を伺っているんですけれども、その辺で、きょうはそういう報告の場所ではないかもしれないんですけれども、その後、区民の方からどのような問い合わせというか、そんなのがあったら少し、わかる範囲で結構ですから。
◎青山
世田谷総合支所土木課長 八月二日、四日と一日置いて、上馬の四丁目、五丁目地区でございますが、床上浸水、その他いろいろ被害が出ております。区民の方々からも区の方に要望書等をいただいておりまして、それに対して区の方ですぐできることはすぐやらせていただく。例えば道路の枡がありますけれども、それのふたが通常の区のサギソウのふたになっているようなところについては、網目のふたで水をのみやすいような形にしたりとか、枡を増設したりだとか、あるいは横断グレーチングと言いまして、横断的に溝を掘って雨を集めるような形だとか、そういったことで、区の方ですぐできることは区の方ですぐ対応したい。
また、今回は下水道の幹線が大分いっぱいになってしまって、それでそこがのみ切れなくて、結局、合流地区ですので、道路の雨ものみ切れない。それがまざって大きな被害になったというような状況もございますので、下水道局の方とも一応連絡をとりまして、少し時間はかかるかもしれませんけれども、調査をしっかりして長期的な対策も一応一緒に考えていきたい、そういふうに考えています。
◆大場康宣 委員 今の区でできるところは区で早急にやりたいというお話だったかと思うんですけれども、できれば区民の皆さんに、今言ったサギソウのふたを目の粗い網に変えるとかというものは、もうやられているのかどうかわからないんですが、もしやっていないとすれば、できるだけ早くやっていただいて、その地域の皆さんに、区の方の姿勢としてそういうものに取り組んでいるよというのを目に見える形のものというのは欲しいかなと思うんですが。
◎青山
世田谷総合支所土木課長 今言ったふたの取りかえ、枡の新設はもう工事が終わっております。
◆岸武志 委員 今回の結果のデータを見まして、世田谷地域にかなり集中をしているというのが、件数も多いというのが特徴ではないかなと思います。八月二日時点ですと、世田谷地域、経堂もそうですが、確かに雨量が多いですから、当然浸水箇所その他は出るというのもわかります。
ただ、その後の八月四日時点でいうと、必ずしも雨量が世田谷地域が一番多いというわけではない。でも、被害自体は出ているというあたり、先ほどのご説明ですと合流だというご説明でしたが、それは例えば分流していく予定があって、それがちょっとおくれているのかとか、あと、そもそも下水道の整備がおくれているからだとか、それなりのいろんな認識はお持ちだと思うんです。今回、とりわけ世田谷地域が被害としては多く出たということについてどのように分析を、どういうふうに受けとめていらっしゃるのか。せっかく報告される以上はそうしたお考えは当然あるかと思うんですけれども、ちょっとそういうところまで触れてもらえないでしょうか。
◎青山
世田谷総合支所土木課長 今、委員おっしゃったように、今回、ちょうど世田谷の被害が集中していたようなところをずっと雨雲が動いていたというようなことも伺っております。また、今回、少し前にお話ししました下水道の方の幹線が、今、緑道となっております蛇崩川緑道というのがあるんですが、その下に幹線が入っているんですが、その幹線沿いに被害が集中しているというような特徴がございます。都市型水害の一つの特徴だと思うんですが、いっときに集中してある地域にまとめて降るというようなことでございますので、道路の構造的なお話もあろうかと思いますが、例えば地形上どうしても水が集まってしまうようなところとかもあろうかと思いますし、いろいろ複合的な要素があるのかなという気がしております。
いずれにいたしましても、下水道局の方とよく連携をとって雨水の対策を考えていかなきゃいけないと思っております。
今、合流式を分流式にというようなお話がございましたが、その地域の変更についてはちょっと難しいのかなと考えております。
◎伊澤 建設・住宅部参事 今の上馬五丁目の過去の被害の実態なんですけれども、平成元年の八月に浸水被害がこの付近でございまして、それから平成十三年八月まで十三年間起きていないんですね。十三年八月以降、この地区で被害が結構頻発しているというような状況がございます。
ですから、先ほど青山課長が申し上げたように、地形的に、あそこはもともと蛇崩川があるところですから、谷底の地形ということもあろうかと思いますけれども、やはり建物の建て方が道路より玄関が低いというような建物があったり。ですから、その後の建物の建て方の状況によって、やはり被害の発生というものも変わっていくのではないかな、そんなように分析しております。
◆板井斎 委員 被害状況の数の確認というのは、実は八月四日、玉川地域で、被害の箇所がちょっと地図でわからないんですけれども、私が回っていて、雨が店の中まで入ってきたんだという、その方は通いで住まっていないものですから、翌日五日に行ったら店の中が非常に水浸しになっていたんですけれども、被害のカウントの数というのは役所がどういうようなものに基づいてなさっているのか、カウントの仕方について伺いたいんです。では、とりあえず玉川から。
◎伊澤 建設・住宅部参事 玉川の場合は、八月四日では尾山台の三丁目と中町の四丁目ですか、この二カ所で床上の被害が発生しております。こういった場合、現地から、浸水が今起きているというところから通報が本所なり支所なりにございます。その場合、すぐに職員が現地に向かって状況を確認するわけですけれども、そういったものと、さらに、数日たって、床上浸水の場合には被害に対する見舞い金が、これは総合支所の区民課の方が担当しているわけですけれども、そこで正式に床上というのが認められて、その件数が入ってきて、それが正式な数になるというような形でございます。
◆板井斎 委員 よくわかりました。ですから、まだこれに載っていない数字があるということは事実だということを言っておきます。
それから、八月四日は日曜日だったんですけれども、ちょっと気になるのは、砧と烏山がゼロという動員、水防本部の職員の態勢なんですけれども、時間的にも大変遅い時間であれなんですけれども、こういった動員の状況とそういったのを含めて、だれがどういう判断のもとに何名動員するというようなことは、だれがどういう指揮命令系統のもとにやっていらっしゃるんですか。
◎伊澤 建設・住宅部参事 世田谷区の水防計画では、大雨・洪水警報ですか、警報が出た段階で水防本部、それから地域水防本部を立ち上げることになっております。かつては、数年前までは本所の土木調整課長がその警報を確認して、各総合支所の土木課長に電話の継送で地域水防本部の立ち上げを指示しているといったような状況でございました。
ただ、これは五支所ございますから、世田谷から烏山まで電話の継送に非常に時間がかかります。ということで、現在は各土木課長すべてに、土木課長と、支所では土木管理事務所長、公園管理事務所長、それから計画調整係長に災害用の携帯電話を持たせております。したがいまして、これには常時そういった情報が入ることになっておりますので、世田谷区が契約をしております気象会社から携帯電話を持っている課長以下全員に警報が出た場合には配信されて、それに基づいて各地域水防本部も立ち上げていただく。水防本部は当然ですけれども、立ち上げてもらうというような体制になっております。
ただ、最終的に万全を期す意味で、土木調整課長の方から確認をする意味で携帯電話で、それぞれの課長に水防本部が設置されたという状況を電話で流しております。
◆板井斎 委員 私が気になっているのは、一応報告では区内の二総合支所には被害がなかったんですけれども、例えば区民からの問い合わせだとか、そういうものがゼロでは対応ができるのかな、それが気になっているものですから、その辺はどうなんでしょう。
◎伊澤 建設・住宅部参事 先ほどことし初めての水防連絡会を開催したというような話をさせていただきましたけれども、この連絡態勢が十分に行き渡らなかったというような反省も踏まえまして、今回そういった会議を開催しております。ですから、そういった万全を期す意味で、注意を喚起するということも含めて水防の連絡会を開催いたしまして、今後、やはり警報が出た場合には必ず水防本部が立ち上げられるようにしなければいけないと思っております。
◆木下泰之 委員 一点お聞きしておきたいのですけれども、二ページの区内の降雨状況を見ますと、地域的なばらつきがすさまじいんですね。砧が十五ミリで、経堂が五十三ミリ、三倍以上降っておるわけで、台風のときの統計で見ると、雷雨のときにはばらつきが極めて多いわけですね。最近、局地雨というか、局地的に降るケースがかなりふえていて、ヒートアイランド現象等によると言われているんでしょうけれども、そういうことについて、世田谷区として観測点ごとに統計をとってみたり、あるいは今まで七カ所でやっていたやつをもう少し小まめにやってみるとか、あるいは経験則上、ここはすごく最近雷雨が降るんだよ、そういうようなことはありませんか。その対策とか、そういうものをどうされているのかもちょっとお聞きしたいんです。
◎伊澤 建設・住宅部参事 おっしゃるとおり、非常に狭い範囲で強い雨が降るということが頻繁に起きています。世田谷区の総合治水対策の中では、時間五十ミリの降雨というのは確率でいうと三年に一回と言われているんですけれども、最近は一年に何回も起きるというようなことで、下水道も五十ミリに対応できるようなネットワークができているんですけれども、局地的にこういった雨が降ると、そこの部分だけで満杯になってしまって、それでのみ切れなくなる。ほかのすぐ隣の地域では管にまだ余裕があるというような状況がしばしば起きています。
そういうことで、東京都の下水道局に私どもの方はしばしば要請をしておりますけれども、平成十二年度ですか、緊急雨水の重点対策、クイックプランというのを下水道局は立てまして、そういったものに対応できるように、地域での下水道管のループ化を図るとか、現在工事中の幹線を貯留管にとりあえずかえるとか、そういった被害が頻発している公園の地下に貯留槽をつくるとか、そういったような個々の対策を進めているところです。
ですから、今、木下委員おっしゃったように、非常に局地的に起こるこういった雨の傾向というのをもう少し精査して今後の対策に役立てていく必要はある、そういうふうに思っております。
◆木下泰之 委員 先ほどの二ページの資料を見ると、砧が割と少なくてというのがあるんですね。砧というのは割と緑が多い地域というのがあって、ヒートアイランドが起きにくかったのではないかというようなことも、この前、NHKか何かで練馬の事例でかなりやっていたのもあるそうなんですけれども、そういう局地雨のすさまじいのが経験則的にもひどくなってきているので、その辺はやっぱり行政としても、もう少し小まめな観測地点をとりながら、そういう傾向を調べて、つまり、コンクリート面であるとか、自然の表面があるところとか、そういう統計なんかもとりながら、ちょっと対策を立てられるようなこともこれから考えていかなきゃいけないんじゃないかと思いますので、ぜひその辺、よろしくご検討していただきたいと要望しておきます。
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石塚一信 委員長 次に、(17)違反広告物除却強化月間の実施報告について、理事者の説明を求めます。
◎伊澤 建設・住宅部参事 違反広告物除却強化月間の実施報告をさせていただきます。
世田谷区は違反広告物除却協力員制度を本年七月から始めておりますけれども、こういった姿勢を内外に周知するために、七月を違反広告物除却強化月間といたしまして、下の表のような取り組みを行っております。
実施結果でございますけれども、十四年度は延べ日数で十七日ということで、合計六千八百六十四件の撤去をしておりまして、今年度から始めた行事でございますので、昨年度の実績に比べますと二・二四倍といった状況でございます。
なお、こういった形で、委嘱をいたしました除却協力員の協力をいただいて、区内のこういった違法な看板を今後も取り除いていきたいと思っております。
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石塚一信 委員長 ただいまの説明に対しまして、ご質疑ございましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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石塚一信 委員長 次に、(18)PI外環沿線協議会(第五回)について、理事者の説明を求めます。
◎矢田部 建設・住宅部参事 それでは、PI外環沿線協議会(第五回)が開催されましたので、ご報告申し上げます。
PI外環沿線協議会(第五回)は、日時といたしまして、平成十四年八月六日(火)の午後七時から九時まで、都庁第一本庁舎五階大会議室で開催されました。出席者につきましては、沿線七区市関係者、地元自治体、東京都、国土交通省の方々でございます。
この会議の主な検討内容といたしましては、第四回の会議録の確認や進行役につきまして検討され、実はこの進行役につきましては今まで東京都の外環担当課長が務めておりましたが、七月の人事異動によりまして交代ということになりました。その関係でいろいろ検討されたところでございます。これにつきましては事務局が次回までに決めるということで合意をしております。そのほかに、首都圏の交通の現状と課題について、スライドによる説明がありました。
第五回につきましては以上のような会議内容となっております。
内容につきましては、次の資料でございますけれども、第四回の資料が概要メモという形で裏面のとおりになっておりますので、後ほどご参照いただければと思います。
また、第六回のPI外環沿線協議会が昨日、九月三日午後七時から同じ東京都の第一本庁舎の五階大会議室で開催されましたが、これにつきましては、資料等につきましては次回の当委員会で皆さんに配付する予定にしておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
会議内容といたしましては、次回の進行役と当委員会に出されました資料についての検討等が行われたものでございます。また詳しいことについては資料をもって次回の当委員会にご報告申し上げます。
○
石塚一信 委員長 ただいまの説明に対しまして、ご質疑ございましたら、どうぞ。
◆木下泰之 委員 四回の協議会で紙ぺら一枚だけということになっちゃったんだけれども、こちらに提供された資料は前はもっと多かったんじゃないですか。内容を読んでみるといろいろ議論があったようで、それから協議委員の用意した資料は会議開始前だか、会議の途中で配ってもいいのではないかとか、インターネットで公開したらどうだとかと言っている以上は、かなりの量の資料が蓄積されていたわけだと思うんですよ。この紙ぺら一枚だけだと内容が伝わってこないんですけれども、その辺の資料の扱いはどうなんですか。
◎矢田部 建設・住宅部参事 前回までにつきましてはいろいろ議事録を一緒に添付したりしておりましたが、今回、それはここに要約してある内容のような形だったものですから、今回はこのような形で一枚でご報告させていただいたわけです。
◆木下泰之 委員 出せる資料があったら出していただけませんか。
◎栗下 建設・住宅部長 これまで六回ほどPI会議を行っているんですけれども、議論がまだこの外環そのものに入っていかないということで、議事録として適正かなということで今回この概要版で報告させていただいたんですけれども、今後については、議事録等を含めて資料は提供していきたいと思っております。
◆木下泰之 委員 いや、こういうつばぜり合いのときが大事なんですよね。中でどういう取り仕切りをしようとしているかとか、そういうことまで含めて、やっぱりきちっとそういう資料はあるはずだから、そういうものは出してください。
◎栗下 建設・住宅部長 資料は当委員会にこれまでのやつを含めて次回までに出させていただきます。
◆木下泰之 委員 これを読んでいると、人事についてひどいとか、不信感を持ったとか書いてあるわけですね。それについてはだれが進行役になるかというのはこれから決めていくということですね。それが一点。
それから、確認事項の細則(案)については1-③修正案に「各協議員が」を追加することで了承されたと、これでは何が何だかわからないので、この辺、どういう話があって、どういうふうになったのか、説明してください。
◎栗下 建設・住宅部長 進行役については、実は昨日のPI協議会で一応各協議員さんの了解がとれたということで、国土交通省の外環調査事務所の課長が進行役をやるということが決定してございます。
もう一件は、細則の部分ですけれども、修正案について了承されたものがございますので、次回にあわせて修正案を報告させていただきます。
◆木下泰之 委員 それから、今、高速道路の見直しがいろいろ出てきているわけですね。当然外環についても一つの議論になるはずで、もうなかなか難しくなったのではないか、そういう観測もあるわけですね。その辺の全体の高速道路についての国の議論とこのPI外環沿線協議会の関係はどういうふうに把握されていますか。
◎栗下 建設・住宅部長 PI協議会の中ではまだそこまで議論がいっておりません。正直言って、運営をどうするかとか、進行役をどうするかということの議論で、首都圏の高速道路の現状の道路状況等の資料だけが出て、そこまでまだPI協議会の中では議論に発展していないというような状況でございます。
◆木下泰之 委員 とりわけ第二東名の問題と外環は非常に関係することでもあるんですね。その辺はやっぱりきちっと留意して、資料収集も含めて必要な資料はぜひ提供していただくようにお願いいたします。
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石塚一信 委員長 次に、2の協議事項に移らせていただきます。
次回の委員会の開催についてでございますが、定例会の会期中となります。会期日割案に示されている九月二十四日(火)午前十時から開催するということでよろしいかどうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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石塚一信 委員長 それでは、次回の委員会開催については、九月二十四日(火)午前十時からと決定いたしました。
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石塚一信 委員長 以上をもちまして
都市整備常任委員会を散会いたします。
午後零時四十一分散会
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署名
都市整備常任委員会
委員長...